祝・日本遺産 信濃川流域の火焔型土器、 日本遺産に!

日本遺産(Japan Heritage)とは

地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを『日本遺産(Japan Heritage)』 として文化庁が認定するものです。

奥の4つが火焔型土器 (手前は王冠型土器)

日本遺産 『「なんだ、これは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国文化 』

<ストーリーの概要>

日本一の大河、信濃川の流域は、8,000年前に気候が変わり、世界有数の雪国となった。

この雪国から5,000年前に誕生した「火焔型土器」は大仰な4つの突起があり、縄文土器を代表するものである。

火焔型土器の芸術性を発見した岡本太郎は、この土器をみて「なんだ、コレは!」と 叫んだという。

火焔型土器を作った人々のムラは信濃川流域を中心としてあり、その規模と密集度は日本有数である。

このムラの跡に佇めば、5,000年前と変わらぬ独特の景観を追体験できる。

また、山・川・海の幸とその加工・保存の技術、アンギン、火焔型土器の技を継承するようなモノづくりなど、

信濃川流域には縄文時代に起源をもつ文化が息づいている。

火焔型土器は日本文化の源流であり、浮世絵、歌舞伎と並ぶ日本文化そのものなのである。

<構成文化財>

新潟市・三条市・長岡市・十日町市・津南町・魚沼市(平成29年に加入)の文化財で構成されています。

(*詳しくは 日本遺産「「なんだコレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」  にて公開中) 

縄文土器で唯一の国宝となる火焔型土器は、新潟県で唯一の国宝でもあります。

世界有数の豪雪地帯となる雪国文化と合わせ、まさに日本遺産にふさわしい新潟県特有の文化財です。

長岡市内の構成文化財

○信濃川  ○馬高・三十稲場遺跡(国史跡)  ○馬高遺跡出土品(国重要文化財) 

○岩野原遺跡出土品   ○栃倉遺跡(市史跡)   ○栃倉遺跡出土品(市文化財) 

○徳昌寺遺跡出土品(市文化財)    ○門の沢遺跡出土品(市文化財)   

○王神祭(県無形民俗文化財)    ○藤橋遺跡、同出土品(国史跡)