今年も馬高縄文館の大人気イベント『火焔土器をつくろう!』を開催しました!
『火炎土器をつくろう!』は昭和11年に馬高遺跡で発見・復元された「火焔土器」を実物と同じ大きさ・文様で作成します。
3Dレプリカや文様展開図などで火焔土器の文様や形を詳しく観察でき、完成した土器は焼成後持ち帰ることができるということで毎年希望者は多く、なかには県外から参加される方もいます。
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参加者の皆さまには展示室で実物の火焔土器を観察していただいてから制作していただきました。
火焔土器づくりは、制作工程が複雑で時間がかかるため計5日にわたって行われます。
また、装飾が多く不安定な器形は非常に崩れやすく、粘土の水分量や乾燥具合などに気をつけながらの作業になります。
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複雑な文様や装飾は見本や図面を確認しながら慎重に作業を進めていきました。
また、展示室で実物を観察したり、3Dレプリカを触りながら微妙な角度やニュアンスを確認し、できるだけ実物に近づけるように工夫しました。
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完成した土器は乾燥させた後、馬高遺跡広場で野焼きで焼成しました。
遠方の参加者もいらっしゃいましたが、ほとんどの参加者の方がご自分の土器が完成する瞬間を見るために野焼きに参加されました。
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参加者の皆さま、5日間という長丁場大変お疲れ様でした!!