令和6年度もあと2カ月ほど。
今年度も4月から12月まで、月2回のアンギン編み練習会を開催していました。
ただいま馬高縄文館ロビーでは、会員の皆さんがコツコツと作り上げた作品をお借りして、今年度の成果を披露する作品展を開催中です!(~3月9日(日)まで)
今回の管理員日誌では、会場の様子と注目作品をご紹介します。
最初は頭につける・かぶるもの特集。
帽子は2種類。特にベージュの麻ひもで制作されたものは、3つのパーツに分けて制作されています。
何がすごいのかというと、トップはタテ糸を増減し だ円形の布に、つばは両端で編む強さを変え輪を描くようにつくられていること!
次はカワイイものを!
今回、初の編みぐるみが2点出展。しかも二人の方がそれぞれ制作した、つくり方の違うミス馬高土偶さんなのです。まさかの編みぐるみ、しかもミス馬高かぶり。ご本人たちも驚いたとのことです。
左の白い方は、編み目を広げたり狭めたりして、一枚の布でボディラインがつくられています。簡単に書きましたが、かなり難しい技術です。黄色い方は一枚の長い布を首でしぼり、頭頂部は平たく縫いあわされています。二頭身にデフォルメされていますが、てっぺんはリアル!
こちらもカワイイ、コースターのセットと収納バッグです。
数種類の糸をあわせた混合ひものタテ糸とシンプルなヨコ糸を組み合わせ、カラフルなのに統一感のあるセットとなりました。画像ではよく見えず申し訳ありませんが、猫のボタンが縫いつけられ、可愛さと一体感を増しています♪
タテ糸とヨコ糸という、別々の糸をからめていくアンギン編み。その構成と面白みを存分に活かした作品ですね!
そして毎年もっとも作品数の多いバッグや、壁掛けなども制作されています。
こうしたバッグや壁掛けは、編む布の面積が大きいので、なかなかに時間のかかるもの。
それでもみなさん、コツコツじっくり制作をつづけました。
紺色のバッグはふわふわゆるゆると、力を入れずに柔らかく編まれたもの。ベージュと白のバッグはキュッキュッと力をいれ、堅く編まれたもの。
力の入れ方には個性があり、また作品のイメージによって変えることが可能です。こういうところも面白いですよね!
いかがでしたでしょうか。
糸の選び方、布の大きさ、編み方や力具合、縫いあわせ方…さまざまに個性と工夫がみられる作品ばかりです。
3月9日(日)まで馬高縄文館ロビーで展示しています。無料でご覧いただけますので、ぜひどうぞ!